行政との関わりについて
私たちは現在、行政との関わりをどうしていくかという点について検討しています。
久留米市とは国保運営協議会、保健所、また警察関係等と会合を持っています。また今後自衛隊関係との会合も予定しています。これらの行政との接触を深める目的は行政の意向を知ることと、行政に信頼を得ること、この2点だと思っています。
例えば昨年より健康フェスタを「ゆめタウン」で行っていますが,その結果来場者数はエールピアでの時に比べ5倍から10倍になりました。しかしながら公共の施設ではないため来賓では市長や議長は代理の方しか見えなくなりました。会では市から様々な委託事業を行っていますが、これらの関係を深め、委託事業の拡大を図るには,そして行政を通じてもっと市民に歯科医療を浸透させるにはどうすべきなのか。
また国保運営に関しては,市は一律に支出を削減しようとしているのか、どの分野なら支出の拡大が可能と考えているのか。どの分野を重点的に抑制しようとしているのか。
保健所の立入検査にしても近年様々な項目について詳しい資料の提出と、以前は要求されなかったような検査の項目が追加され会員の先生方には準備に多くの負担を割かれているように感じます。この点についても検査の重点はどの方向に向かっているのか。
警察には私たちが直接お世話になる機会はほとんど無いと思いますが,昨今は何が「事件」になるか解らない時代です。予め私たちの考え、私たちが患者さんの為に良かれと思って行っている日々の診療行為を少しでも知って貰っておくことは決してマイナスにはならないと思います。また最近の事件の傾向を知っておくことにより,小さな「アクシデント」や「トラブル」が「事件」にならないように手を打っておきたいと思っています。また今回の接触により歯科医師会館周辺のパトロールを1日数回行って頂けるようになりました。この事は治安の向上と共に、学生に対する些細な事件の発生を抑止する効果も有ると思います。
自衛隊とは学校との関係で今後も協力を頂くことは重要ですし、これから自衛隊医官との交流も持っていく予定です。
行政の求める方向は常に変化しています。この変化に常にアンテナを広げ、会の方で事前に準備を整える事により行政に信頼を得、会員の皆様方がスムーズに日々の診療を行えるように、そして診療の「幅」を広げることが出来るようにと考えています。
そして万一何か有った場合にはスムーズな解決に繋がるようにということを考えながら行政との関わりに努めている次第です。