法人改革、その後
7月の臨時総会では色々と御議論いただいた後、執行部原案に対し3/4を超える賛成をいただき議決いただいたことに感謝申し上げます。
今後は事務的な手続きに移り、8月末には「一般社団法人への移行申請」を行いました。その後、福岡県庁に伝達され、医療指導課或いは行政経営企画課での審査を受け、ヒアリング等に2〜3ヶ月を要し、順調にいけばそれから公益認定等審議会にかけられ、審査をパスすれば、移行が認められることになります。
申請の期限は、平成25年11月末迄ですが、平成25年4月1日をもって一般社団法人へ一斉に移行したいというのが県歯も含めた24郡市区の意志です。何度も総会の席で申し上げていますが、久留米歯科医師会も是非この流れに足並みを揃えたいと思っています。
そして今後私たちが取り組む課題は、「シームレスケア」と「未入会者対策」さらに「職員就業規則作成」です。そこで上記の3つの委員会を設置しました。
「シームレスケア」とは読んで字のごとく疾患を抱えた時々の治療では無く
1.妊娠時からの健診、1歳児の「子育て支援」を含んだ健診、その後の節目節目の健診。
2.居宅あるいは介護施設に対する訪問診療と口腔ケアを通じての「長寿支援」。
3.本年度より新たに設けられた「周術期口腔機能管理」に代表される術前術後の口腔ケア。
上記の様な点を考えています。これらを実現するために市を中心とした行政との連携、そして久留米大、聖マリア,第一病院等との病診連携網の構築を行うことによって会員の皆様には自然にこれらの事業に参加していただけるようになると思います。
「未入会者対策」は従来から存在する問題ですが、「久留米歯科医師会」が久留米市の歯科医師を代表する組織という為、また行政と向き合い、我々の意志や権利を訴える時、多くの歯科医師が非会員であれば、それが「歯科医師会の意志」なのか「歯科医師の意志」なのか疑問が湧きます。
更に、今まで「久留米歯科医師会」が行ってきた様々な健診事業を初めとする公益事業の成果は、「久留米歯科医師会会員」によって享受されるべきだと思いますし、そしてその努力は広く久留米市で活動する全ての歯科医師に求めて行きたいと思っています。
「職員就業規則作成」はこれまで「社団法人 久留米歯科医師会」の勤務規定を「一般社団法人 久留米歯科医師会」の勤務規定に改めるにあたり、これに即した給与体系、勤務評価、休暇、年休等の点をどのように改善すべきか検討する物です。
既に第一病院とは実務者同士の協議に入っている段階ですが、どの課題についてもそれぞれの特別委員会の場で検討を始めて頂いているところです。
それから補足になりますが、これまで会務あるいは教務に関わる連絡のために担当の先生方の通信費が大きな負担になっていました。そこで本会と学校合わせて5台、業務用として携帯電話を導入しています。これらの電話はドコモ同士であれば通話料が無料ですし緊急時の連絡用も兼ねています。下に電話番号を書いていますので必要な時にはお電話下さい。出来る限りの対応をさせていただきます。
ホットライン 会 長 090−5087−0394
専 務 090−5087−0531